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④ 高天彦神社(奈良県御所市)

 もと神武天皇の皇居があったと伝わるところに祀られている神様でタカミムスビの命が祀られています。僕個人的にはこの方が皇室祭祀の根本を表す皇祖神なのではないかと考えていますが、実際は今は天照大神ですね。実は奈良県西大寺の近くにある平城宮跡の中の神社にもタカミムスビの神が祀られていて、本当に天照大神が皇祖神ならなぜ三重の方に遷されていったのかが疑問に思いますが、今の公式はそれが皇祖神なのでそれには従います。
 もしかしたら、古事記や日本書紀が作られたときに断絶があったのかもしれません。(藤原氏の手がかかっているのか?)
 初代神武天皇の后にも三輪族から姫を出しています。その後、何代かと続き、かつての威光を失ったのでしょう第10代崇神天皇の時代にオオタタネコ(大直禰子)の命が奈良県桜井市の大神神社の神主に選ばれて(堺市の陶の邑というところから選び出されているが、なぜそこに彼がいたのかは不明。もしかしたら近かったかも)疫病鎮をしています。意外とこう書いていて三輪族は落ちぶれていなかったのかもしれません。そう思いましたが、その後、賀茂氏と三輪氏の祖に彼がなり三輪君逆が物部守屋に殺されるという記述で興隆が終わります。別の子孫もおりますがここで本流は途絶えたではないかと思います(血ではなく家としての興隆が)。

 本当に三輪族が好きです。「大日本は神の国なり」という言葉が『神皇正統記』にあると佐藤優氏から学びましたが、その「神」という言葉が「みわ」と呼ぶことができると知って三輪族そのものが神と関係があるのではないかと考えるようになりました。真実は藪の中ですが、本当にどうなのかは今後もフィールドワークを重ねていきたいと思います。
 

③ 三輪山(大神神社)

 ここは、私の一族の出身地かもしれません。
 古代豪族の三輪氏の本拠地で、元は目の前に大王の皇居などもあった聞いています。崇神天皇陵や纏向遺跡(卑弥呼伝説のあるところ)など、有名なお墓や遺跡があります。山の辺の道が天理から続いていて、約3時間ぐらいでつきました。
 ここには数々の歴史がありますが、なんといって原初の古代祭祀を残している三鳥居が有名です。個人的には大物主神が蛇ではないと考えているのですが、日本書紀・古事記上では蛇の姿をして描かれています。赤い糸伝説の発祥地でもあります。

 三輪君が某物部氏に殺されたというところもここですが、僕は疑問に思っています。
 三輪氏は、「神」とかいて「みわ」ともよむので、神道や古代祭祀にもろにかぶさっていた一族だと考えることが出来ますが、今は名前を変えているはずです。もしくは没落したか?でも全国に「みわ」と読む地名や苗字が広がっていることは、全国に影響をもっていたか離散した一族だと考えることが出来ます。

 

② 西大寺

 近鉄沿線にある奈良の西大寺は、昔は東大寺に比肩する規模を持つお寺でした。聖武天皇の奥さんの光明皇后の発願で建てられたと記憶しています。ここの愛染明王が僕は好きです。
 愛欲がありながらその力を使って悟りへと導くという仏様で、中国で生まれたのではないかと推察されます。私もこの仏様に祈ったのですが、未熟で、まだクリアできていません。しかしその真言は覚えるようにして、時たま繰り返しています。

 なにより、三輪山と関連する叡尊上人が中興の祖として崇められています。酒盛ができないのでお茶盛をしようとして始まったのが、四月にあるお茶盛の行事で、巨大な器を回し飲みします。
 真言律宗に属するお寺で元は律宗だったと記憶しています。

 余談ですが、私の先祖がここに関係していた可能性があって、近くで働いていたことが何かしら因縁を感じましたが、詳しくは分からないのでこれ以上は触れないようにしようと思います。
 近くの秋篠寺もおすすめですが、なんといって西大寺の魅力はその空気感にあると思います。
 何か境内に入ると時間が止まっているというか、タイムスリップしたような静けさがあります。一歩外へ出ると騒々しさとアスファルトの歪さ・汚さが目に入るのですが、その中では調和と静けさがあります。
 よくいきました。
 

①当麻寺

 今日、当麻寺に行ってきました。中将姫が、一晩で織り上げる天女を目撃した伝説の残るお寺です。庭は少し行き届いていない気がしましたが苔が見事でした。
 多聞天の足の下の邪鬼が苦しそうでした。しかし、本堂にある複製ですが當麻曼荼羅が素晴らしく、また中将姫の髪の毛で織ったという梵字の刺繍も、何気なく置いておるのですがとんでもなく古くまた生き生きとしていて、大丈夫かなこれと思うほど目の前に1200年前が広がっていました。
 やはり、中将姫という人は一人で出来ていける人なので、今後このような浄土に憧れる人がいても放っておこうかなと思うようになり、また、称賛浄土教に興味を持ちました。彼女の真筆と伝わる千巻写経の一巻も公開されていたのですが、字も何か弱弱しく女性を感じさせる物でしたが、彼女の意思はすごいと思います。
 近くの民藝ショップに行ったのですが、そこに吊るしてあった缶の風車がすごかったです。作りたいと思いましたが、そこで力尽きました。帰りの電車はグロッキーでしたが、考えをまとめる機会をもらえたので少しスッキリしました。

 途中、當麻蹴速という相撲の発祥とする格闘に負けた人を祀る神社とお墓を見ていきました。そこに相撲会館があって、本物の力士の土俵を見たのですが、本当に狭いのですね。あのような狭いところであの大男の力士が二人も立ちぶつかり合うというのは、本当に細かい芸当と技量が必要です。ちばてつやののたり松太郎だったかな、相撲漫画にも興味を持ちましたが、昭和のことが僕にはわかりません。
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