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⑥葛城山・金剛山 (奈良県御所市)

 修験道の開祖、役行者が修業した地として有名ですので修験行者と縁がある土地です。具体的には山頂に不動明王を祀った地があるのですが、もうロープウェイで葛城山には登れますし金剛山は人がいっぱい登るので、踏みしめられた大地を通るわけですが、特にいうことはありませんでした。一つだけ葛城山では体験があったのですが、それは語れません。特別な経験をしたのですが、人には説明が不可能なのでしないでおこうと思います。
 三度ぐらい葛城山にのぼったのですが、この麓に高天彦神社があるのですね。そして高鴨神社という賀茂氏の発祥地として伝わる神社があります。ここから上賀茂神社や下鴨神社が出来ていったと。
 他には土蜘蛛伝説ですね、ここでも僕はあることをしたのですが、それよりもこの人たちが先住民であったことが重要です。ストーキングウルフという先住民との出会いから、僕は日本の先住民の歴史に興味を持つようになりました。結果から言ってそこに答えが見つからなかったのですが、参考にはなりました。構造主義にもそこから出会いましたし、何より虐げられたものからの視線が、僕に公平さを与えてくれました。
 先住民の歴史は、日本においては信仰によって征服されていったと、ある還俗僧から伺ったことがあります。アイヌや出雲、そして蝦夷、など、以前から日本に住んでいた民族の末裔とされる人たち、それらにも神道が浸透していたのでしょうか?乱暴なものいいかもしれませんが、「カムイ」という単語から「カミ」が来ている可能性がありますし、また、皇紀1年初代神武天皇が日本八州を征服したときは武力ではなかったという報告も聞いたことがあります。脇道にそれているかも知れませんが、しかし僕にはその具体的な証拠が見つからないのです。やはり、神道では征服できていなかったのでは?しかし何かつながるものもあり・・・・日本が近代化するときに必要とした神道が、そこから始まっている可能性もあり(明確な規定はないが近代神道と古代神道は分ける必要がある)、一概には言えないかも知れないが何かつながっている。分かりません、正直。でも『国体の本義』を読み解くためには必要かもしれません。

 役行者はある意味バランスがとれていた人ですよね。道教・神道・仏教・山岳信仰(先住民文化)を融合させた人なので。しかしそうすると、本当に中華文明の影響は強かったと思い直します。僕たちの漢字も名前もすべてあちらから来ている可能性があり、ぽっかり抜けていましたし、これら神道や仏教なども漢字を通して規定され直しているので。だから本当に中国のことを学び直す必要があると感じましたがこれを実感するためには、現在の「中華」にあたるものを探る必要があります。それが僕にはどうもアメリカのような気がするのですよね。そうアメリカ、英語とその思想・・・現在のアメリカに学ぶということが、かつての中国にあたる気がしてもしなかったり・・わからないけど、でも可能性としては。
 中国とはどのような地だったのでしょうか?日本人にとっては近くの大国・・・。
 それはいいとして、アメリカのことを学ぶのと中国の共通性は?
 アルファベットと漢字、憲法思想と国体(=聖徳太子のあの御文、国体)思想、そして自国の文化を学びながらかつての国を吸収していく。軍事的には征服されていなかったが、脅威は感じる。仏教や儒教や道教はキリスト教や自己啓発、家族療法、科学か?遣隋使として多くの留学生を送る=米国へのMBAや多くの留学生を送ることと酷似か。皇帝と大統領、それを参考にしての国づくり。あの明治維新としての西欧化も真似事としては才能があるけども自分たちの思想ではないので、二番煎じか?受け身にならざるを得ないのが日本なのでしょうかね。朝鮮がどこにあたるかはわかりませんが、ハワイになってしまうのかと思います。
 でもたのしいです。こうやって考えることは。いずれこのような文化を学んでも日本独自の思想を築いていくような気がします。
 ちょっと広がりすぎましたがここで留めておきます。
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